今回は、駒込駅周辺の癒しプレイスとして、気品ある佇まいの本棚が魅力の東洋文庫ミュージアムをご紹介します。
カップル、友人同士などで一緒にお出かけでき、またとくにひとりでも楽しめるスポットとしてオススメです。
JR山手線・東京メトロ南北線の駒込駅より徒歩8分ほど、都営地下鉄三田線の千石駅より徒歩7分ほどの場所にあります。
全体的に上品で洗練された雰囲気のミュージアムです。
見どころはなんといっても、東洋学に関する貴重な文献資料とその膨大さ。
とくに、モリソンコレクション2万4千点あまりを所蔵した、気品ある佇まいの本棚は見応えがあります。
そして、なんと館内の展示物について撮影OKなんです。
たくさんの本の所蔵された空間をぜひ堪能してみてください。
外観・施設概要

建物外観・内観ともに落ち着いたシックな雰囲気の素敵な建物です。
こちらの建物は三菱地所設計が設計、2013年にグッドデザイン賞を受賞しました。
特に昔のことを書き記した本は歴史を後世にまで伝えてくれている貴重な資源です。
そして、図書館・書庫はその貴重な書籍を保管するためのうつわである建物。
随所に書籍を保管するための工夫が見られます。
1924年に設立された東洋文庫。
東洋文庫ミュージアムは日本国内では最大規模、世界でも5本の指に入る東洋学研究図書館なのだそう。
東洋全域について歴史・文化に関連した多様な文献資料を収蔵・研究を行い、広く一般に公開しています。
内観
オリエントホール

まず、ミュージアムの最初は広々とした吹き抜けの落ちついた空間が迎えてくれます。
オリエントホールでは東洋文庫のこれまでのあゆみや所蔵されている蔵書の内容を映像などを利用して紹介しています。
モリソン書庫

こちらは広く知られている約2万4千点の蔵書の壁、モリソンコレクション。
気品ある佇まいの本棚は美しく魅了されてしまいます。

モリソンコレクションは東洋文庫の創設者である岩崎久彌が、オーストラリア人のモリソン博士から東アジアに関連した書籍などを購入したものです。
回顧の路

あかりを限界まで落とし、展示物の蔵書などを守っています。
通路の床に穴が空いているように見えるところが点在しています。
底が見えないのでどのくらいの深さなのだろうと思いますが、なんと深さは10cm程度なのだとか。
鏡を組み合わせたクレバス・エフェクトという技術が使われているそう。
とても面白い空間になっています。
知恵の小径・中庭(シーボルト・ガルテン)

ミュージアムとレストランを結ぶ道と中庭が隣接しています。
道の突き当たりにレストランがあります。
こちらの中庭は、東洋文庫に所蔵されているシーボルト「日本植物誌」に記載の木や花など植物が実際に植えられているのだとか。
オリエント・カフェ

ひっそりと佇むまさに隠れ家のような雰囲気のレストラン。
ドアを開けると店内はとてもナチュラルで温かみのある空間、グランドピアノが配置されていて高級感もあります。
こちらは東洋文庫と岩崎久彌が経営していた小岩井農場のコラボレーションによる洋風レストランなのだそう。
メニューの種類も豊富で肉料理・魚料理など、本格的なお料理を楽しむことができます。
また、駒込駅周辺には六義園や旧古河庭園など、観光地として広く知られているスポットもあり見どころ満載です。
とくに近くの六義園と共に訪れるのがオススメ。
六義園は東洋文庫ミュージアムとのチケットでお安く購入することもできます。
ぜひ、気品ある佇まいの本棚が魅力の東洋文庫ミュージアムに足を運んでみてはいかがでしょうか。
【東洋文庫ミュージアム】
- アクセス:JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分、都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分
- 住所:東京都文京区本駒込 2 – 28 – 21 Googleマップで見る
- 公式サイト:http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php