大人も子どもも楽しめる、きれいな絵本3選

水彩画のきれいな絵。

淡い色彩の温かな色合い。

きれいな絵本は、読むのはもちろん本棚に置いて置くだけでも楽しめますね。

Mai
Mai
ここでは、子どもだけではなく、大人もいっしょに楽しめる作品をご紹介します。ぜひ、読んでみてください。
書斎

スイミー

「スイミー 要約」

小さな黒い魚のスイミー。

仲間たちが、大きな魚に飲み込まれてしまいひとりぼっちになってしまいます。

しかし、スイミーは海を旅するうちにさまざまな経験をし、仲間にそっくりの赤い魚たちと出会います。

新たな仲間たちと力を合わせることで、岩陰に隠れずに自由に海を泳げるようになったのでした。

仲間と協力していくこと、個性や挑戦していくことの大切さなどについて考えさせられる作品。

赤い色の魚たちのなかで、スイミーだけは黒い魚でした。

しかし、その個性を活かして自分の世界を切り開いていきます。

ひとりの力は小さなもの。

けれど、ひとりひとりが小さくても自分のできることをしていく。

そして、その力がいくつも合わされば、大きなことを成し遂げることができるということを伝えてくれている作品です。 

スイミー

レオ・レオニ/谷川俊太郎 好学社 1986年08月

by ヨメレバ

 

わすれられないおくりもの

「わすれられないおくりもの 要約」

賢くみんなに頼りにされていた主人公のアナグマが亡くなり、森の動物たちは悲しみに暮れます。

しかし、アナグマが残した知恵や工夫や過ごした時間に気づき、楽しい思い出へと変わっていくのでした。

生と死について考えさせられる作品。

生きているひとはいずれ、誰もが死を迎えます。

しかし、誰かの記憶の中で生き続けることができる。

身近な親しいひとを失ったとき、生きていくひとはその悲しみを乗り越えていかなければなりません。

そのときに、亡くなったひとが残してくれた知恵や工夫。

そして、温かい思い出は、生きていくひとの支えや希望となっていくのではないでしょうか。

とても温かい雰囲気の作品です。

わすれられないおくりもの

スザン・ヴァーリ/小川仁央 評論社 1986年10月

by ヨメレバ

 

しろいうさぎとくろいうさぎ

「しろいうさぎとくろいうさぎ 要約」

仲良しのしろいうさぎとくろいうさぎ。

くろいうさぎが『いつも いつも、いつまでも、きみといっしょに いられますように』と願います。

しろいうさぎはプロポーズを受け入れて、2匹は結婚。

森の動物たちが祝福するお話です。

結婚について考えさせられる作品。

大人になるといろいろな条件など、結婚相手を考えることもあるとは思います。

しかし、ただずっといっしょにいたいというシンプルな気持ちが、結婚したいという気持ちにつながることもあるのではないでしょうか。

また、すでに結婚している人でも、日常でいっしょにいられるということの尊さを感じることができるかもしれません。

しろいうさぎとくろいうさぎ

G・ウィリアムズ/松岡享子 福音館書店 1983年02月

by ヨメレバ

 

 

読んだことのある作品でも、月日がたって読んでみると、違った角度から物語を味わうことができるのではないでしょうか。

また、新しい発見があるかもしれません。

ぜひ、子どものときを思い出して絵本を読んでみませんか。