今回は、元町・中華街駅周辺の癒しプレイスとして、貴重な客船のインテリアを楽しむことのできる氷川丸をご紹介します。
ファミリー、カップル、友人同士などで一緒にお出かけでき、またひとりでも楽しめるスポットとしてオススメです。
地下鉄みなとみらい線の元町・中華街駅より徒歩3分ほどの場所にあります。
とくにクラシックで優雅な雰囲気を持つ一等客室のインテリアや、中央階段は見どころです。
船内に入ると、まるでタイムトラベルをしているかのよう。
氷川丸で優雅なひとときを過ごしてみましょう。
外観・施設概要

氷川丸外観 重要文化財に指定されている氷川丸。
1930年、戦前の日本で建造された現存する唯一の貸客船です。
日本郵船がアメリカのシアトル航路用に建造しました。
客船サービス期間は19年間。その後、大戦中には病院船として貢献し、戦後は復員船としても活躍していました。
そして、氷川丸は1961年より山下公園に係留されています。
船内
氷川丸の内装には、アール・デコ様式が取り入られています。
アール・デコ様式とは、1910年頃から登場した、スッキリとした機能的なデザインが特徴です。
このような客船の内装を目にすることのできる施設はとても貴重です。



アール・デコ様式の特徴、円弧や直線を組み合わせた幾何学的な文様などが見られ、とても印象深い佇まいの空間でした。


氷川丸という名称は、氷川神社から授かったそう。
中央階段の手すり部分には、氷川神社の神紋が用いられています。
一等社交室



ダンスパーティーの会場や女性の社交の場として利用されました。〔chat face=”Mai.jpg” name=”Mai” align=”right” border=”red” bg=”none”style=”maru”]船内でも一番きらびやかな雰囲気を放っているように感じました。 [/chat]
グランドピアノを備え、優雅で気品ある装飾が特徴になっています。
一等喫煙室



主に男性が食後に談笑する社交場です。
暖炉や天窓など、直線的な美しいアール・デコ様式の装飾が施されており、ゆったりとくつろぐことのできる場所になっていました。
一等食堂



一等船客の食事や給仕の様子を見ることができます。
とても落ち着いたシックな雰囲気の空間になっています。
一等児童室



寝室、居間はとても豪華な雰囲気です。
窓はステンドグラスになっています。
デッキ

落ち着いた雰囲気で、窓からはみなとみらいなど横浜の景観を楽しむことができます。
船外にはおみやげ店もあります。
氷川丸は映画やアーティストのPVなどの撮影にも使われているようです。
どこの場面で撮影しても絵になる、すごく素敵な空間ですね。
アール・デコ様式の内装はとても美しく魅力的です。
ぜひ、貴重な客船のインテリアを楽しむことのできる氷川丸に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【日本郵船氷川丸】
- アクセス:地下鉄みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩3分
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先 Googleマップで見る
- 公式サイト:https://hikawamaru.nyk.com