今回はクリスマスを満喫できる癒やしスポットを横浜関内・山手周辺でご紹介します。
横浜山手西洋館では世界のクリスマス2018「山手の丘で巡る8つの国の物語」のイベントが開催されました。
こちらのイベントでは、さまざまな国のクリスマスの装飾を見ることができます。
個々に特徴があり、とても見応えがあります。
そして、重厚感のある上品な雰囲気を持つ、横浜指路教会とカトリック山手教会。
どちらも家族や友人、恋人とお出かけできるスポットとしてオススメです。
クリスマスのシーズンを満喫しましょう。
横浜指路教会
JR京浜東北線・根岸線の関内駅から徒歩4分ほどの場所にあります。



横浜市認定歴史的建造物となっており、鉄金コンクリート造で、とても重厚感のある建物です。
特徴としては、外観にバラ窓や尖頭アーチなどゴシック様式の建築・装飾をみることができます。
建物で一番印象的だったのはやはりバラ窓です。
とても上品で洗練された雰囲気のすてきなバラ窓でした。
カトリック山手教会
JR根岸線の石川町駅より徒歩約10分、みなとみらい線の元町中華街駅より徒歩約15分ほどの場所にあります。


鉄筋コンクリート造、横浜市認定歴史的建造物です。
尖塔アーチ形の窓にはステンドグラス、垂直線を強調した天に高くそびえる鐘塔などがあります。
ゴシック様式の外観が特徴的で、とても厳かな佇まいの心安らぐ空間になっていました。
横浜山手西洋館
お次は関内駅のお隣、JR京浜東北線・根岸線の石川町駅の元町口より徒歩5分、横浜山手西洋館です。
ブラフ18番館〜フィンランド共和国~



サンタクロースの国フィンランド。
20世記初めの頃から、クリスマスに子どもたちにプレゼントを届けるサンタクロースの故郷として知られるようになりました。
元々は、原地住民であるサーミ人がトナカイを飼育しそりを引かせる姿から、イメージに当てはめられたそう。
今では北極圏にサンタクロース村が設けられています。
また、一日中太陽の昇らない極夜というシーズンのある、長い冬のフィンランド。
雪の色である純白を基調にした飾りが随所にみられます。
外交官の家~ スペイン王国〜



スペインでは、伝統的なクリスマスの飾りとして、イエス・キリストの生誕シーンを再現した人形(ベレン)を飾る風習があるそう。
白・赤・緑といったクリスマスカラーを取り入れながら、落ち着いた雰囲気の空間になっています。
また、クリスマスの花としても知られ、飾られることも多いポインセチア。
楕円形の葉がつき、冬から春にかけて一部の葉が赤く色づいていき花のように見えます。
赤いポインセチアは聖夜・祝福などの意味もあり、とても温かい雰囲気になっています。
旧山手68番館~エクアドル共和国~


ツリーの装飾がとても特徴的で目を引きました。
こちらのエクアドルでも、各家庭ではキリストの生誕の場面を表した人形の飾り(ナシミエント)が飾られるそうです。
飼い葉おけに寝かされたイエスと母マリア、その夫ヨセフ、他にも3人の博士や羊飼いなどの人形を飾ります。
全体的に独創的でカラフルな印象でした。
ベーリック・ホール~ドイツ連邦共和国〜




クリスマスツリー発祥の地とされているドイツ。
とても目を引く存在だったのがトナカイとソリ。
トナカイは古くから寒冷の地域で家畜として飼育され、生活用のソリを引くために用いられてきました。
1820年頃アメリカで刊行された子ども向けの本の中で登場し、サンタクロースのソリを引く動物として広く親しまれるようになったそう。
他にもプレゼント、クリスマスツリー、もみの木などの装飾はとても華やかです。
楽しいクリスマスのムードを盛り上げてくれます。
また、ヒイラギは12月になると赤い実をつけ、教会や家庭でクリスマスの飾りに使用されています。
とげに魔除の力があり、未来を予知したり病気を治す力があると考えられるなど、神秘的な植物だと考えられていたのだとか。
そして、松ぼっくりのオーナメントが様々なところにあり、素朴で可愛らしさを感じます。
全体的に温かく、ぬくもりのある雰囲気の空間になっています。
エリスマン邸~モナコ公国〜



ゴールド・シルバー・赤などの色彩を中心に、華やかと豊かさを感じるインテリアで、モダンな印象の空間でした。
さまざまな色のオーナメントボールを多用しているのも特徴的です。
オーナメントボールとしては、元々アダムとイブが食べた知恵の木の実を象徴するリンゴが飾られていたそう。
靴下はクリスマス・イブの夜、子どもたちがサンタクロースからプレゼントを受け取るために靴下を窓や暖炉、ベッドの脇にぶら下げておきます。
地域によっては靴下の代わりに靴を用いることもあるのだそう。
山手234番館~イタリア共和国〜





部屋により装飾の色彩を変えているのも印象的でした。
白を基調とした部屋は、シルバー・ゴールドの装飾に黒のクロスなど、スタイリッシュでモダンな雰囲気になっています。
さらに、木製の家具のある部屋は、赤と白の装飾などで温かみのある、居心地のよいくつろげる空間になっています。
また、たくさんの白いユリの花を飾っており、ユリの花のよい香りが建物の中を香っていました。
花言葉通りの清らかさや威厳を感じさせる空間です。
横浜市イギリス館~英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)~




タータンチェック柄のファブリックが印象的なイギリス館。
そして、なんと言っても目を引くのはパンのリースで、ツリーにも飾られています。
リースはクリスマスの時期にドアや壁などにかける常緑樹の輪飾りで、神の永遠の愛という意味があるそうです。
ヒイラギやモミが使われることが多く、輪飾りの上の部分は、赤い実をつけたベルやリボン、松ぼっくりなどの木の実などで飾り付けられます。
輪は永遠の生命を、常緑樹は家族の繁栄や農産物の豊かな実り、赤い実は太陽の炎と生命力を象徴。
また、靴下やキャンドルなどの装飾も加わります。
キャンドルは世に光を与えるイエスを象徴するとともに、寒く日照時間が短いクリスマスの時期における太陽の光を求める人々の気持ちを表すシンボルとみなされています。
全体的に家庭的な温もりを感じさせる佇まいの空間になっています。
山手111番館~エストニア共和国~



エストニアは屋外にクリスマスツリーを最初に飾ったと言われているそうです。
吹き抜けの開放感のある場所に置かれたツリーは、とても存在感があります。
クリスマスツリーのモミの木は、冬でも葉を落さず美しい緑をもち、強い生命力の象徴とされてきました。
枝に飾られた光は夜空に輝く星をヒントにしており、電気のなかった時代にはロウソクの炎が使われていたそう。
青色の電飾と白色の装飾が上品で落ち着いた美しい雰囲気を創り出し、ホワイトクリスマスを表現していました。
みなとみらい

クリスマス・イブということで、街はクリスマス一色でたくさんの人で賑わっていました。
みなとみらいのシンボル大観覧車とビル群の夜景は、やはりとても綺麗で良い雰囲気です。
ぜひ、クリスマスには横浜関内・山手周辺に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【横浜指路教会】
- アクセス:JR京浜東北線・根岸線・横浜市営地下鉄線「関内駅」より徒歩約4分、みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩約5分
- 住所:神奈川県横浜市中区尾上町6-85 Googleマップで見る
- 公式サイト: http://www.yokohamashiloh.or.jp/
【カトリック山手教会】
- アクセス:JR根岸線「石川町駅」より徒歩約10分、みなとみらい線「元町中華街駅」より徒歩約15分
- 住所:神奈川県横浜市中区山手町44 Googleマップで見る
- 公式サイト: http://catholicyamate.org/
【横浜山手西洋館】
- アクセス:公式サイトの西洋館MAP等でご確認ください。
- 公式サイト: http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/
※ 新しい年度のイベントの開催につきましては公式ページをご確認ください。