
アロマテラピーは、植物の精油(=エッセンシャルオイル)を使い、香りを楽しむものです。
そして、心身の不調を癒し、人間が本来持つ自然治癒力を引き出すと言われています。
アロマテラピーは、身近にあるものを使用したり、手軽にはじめることができます。
ぜひ、精油を生活に取り入れて、好きな香りのするお部屋を楽しみましょう。
芳香浴の方法(=室内で植物の精油の香りを拡散させて楽しむ)
ここでは、室内で植物の精油の香りを拡散させ楽しみ、心身のバランスを整える方法について取り上げます。
行うときには、精油の種類により、空間の広さと精油の量に気をつけます。
狭いスペースで香りを拡散したい場合
ボウル、マグカップなどの容器を使う
耐熱のボウルや洗面器、マグカップなどの容器を使います。
熱いお湯を容器の半分程度に、そして精油を1~2滴程入れます。
自分の好きな場所に設置して、香りを楽しむことができます。
ハンカチ、ティッシュペーパー、コットンなどを使う
ハンカチ、ティッシュペーパー、コットンなどに精油を1〜2滴をつけます。
香らせたい場所に置いて、手軽に香りを楽しむことができます。
外出の際などにも、精油の効果を利用したいときにとても便利です。
専用グッズを使う

陶器・木などでできた専用グッズに精油を染み込ませて使います。
電気が必要ないため、コンセントなどのないところでも精油の香りを楽しむことができます。
強い香りではなく、ほのかな優しい香りのする空間になります。
広めのスペースに香りを拡散したい場合
※サイズにより適する広さが異なり、小さいものだと、狭いスペースに適するものもあります。
芳香拡散器を使う
電気式、キャンドル式の2つのものがあります。
電気式
①アロマランプ、アロマライト

オイル皿に水をはり精油1~5滴程度を入れます。
電気による熱で温めるため、小さな子どものいる部屋、ベッドルームでも安全・手軽に使うことができます。
精油の香りを広範囲に穏やかに拡散。
調光式のものであればランプとしても使用でき、インテリアとしてとてもおすすめです。
②ディフューザー

火や熱などを使わずに精油の香りを拡散させることができます。
超音波の振動で発生させた水蒸気とともに香りを広げるもの。
水が必要なくエッセンシャルオイルの微粒子を空気中で効率よく広めるものなどがあります。
内蔵された羽根を回して風とともに香りを広げるタイプなど。
精油本来の香りを楽しむことができ、清掃などお手入れが楽などの長所がありますが、精油の減りが水を使うタイプよりも早いなどの短所もあります。
キャンドル式
オイルウォーマー、アロマポット

上部のオイル皿に水をはり精油1~5滴程度を入れ、下からキャンドルに火を灯し熱で温めます。
キャンドルの熱で精油を温め、蒸気といっしょに香りをお部屋に広げていきます。
火を利用するため、取り扱いには気をつけなければなりません。
ですが、キャンドルの優しいあかりでリラクゼーション効果を高めることもできます。
非日常的でロマンチックな空間を演出したい方に特におすすめです。
オススメの精油3選
精油の種類は、200~300種類もあるといわれています。
その中でも初心者向け、使用しやすい3つをご紹介します。
ご使用の際には注意点がありますので、商品の説明書などに従ってください。
ラベンダー

最もポピュラーで人気の精油。
甘く優しいハーバル、フローラルな香り。
安全で使いやすく用途も広い。
ストレスに関わるトラブル全般に効果があるといわれ、精神をリラックスさせてくれます。
寝る前の利用は特におすすめです。
ティートゥリー
ユーカリに似た染み渡るようなフレッシュでシャープな香りです。
オーストラリアの先住民族アボリジニが、伝統的な治療薬として使用していたと言われています。
殺菌、消毒の作用、鎮痛作用などがあり、免疫力を高めます。
空気の清浄、掃除や洗濯などにも利用でき、さまざまな場面で使用できるとても便利な精油です。
ゼラニウム
力強いローズのような香り、ローズと共通する成分を含み、清涼感がある上品な香りです。
鎮静と刺激の作用で気分のムラを抑えます。
情緒が不安定なときや心身のバランスを整えたいときにおすすめです。
さまざまな精油を試してみたい場合
どの精油の香りが合うのかわからないというときに。

アロマテラピー検定の香りテストに対応した商品。
10種類の精油を楽しむことができます。
アロマランプ・ディフューザー、アロマストーンなどのグッズは、かわいい・すてきなデザインの商品がたくさんあります。
香りだけではなく、視覚的にもインテリアの一部として私たちを楽しませてくれます。
ぜひ、好みの香りを空間に取り入れてみませんか。